2021 Fiscal Year Research-status Report
大腸粘膜下層浸潤癌におけるmicro RNA網羅的解析
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21K15406
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
永塚 真 岩手医科大学, 医学部, 助教 (90815937)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | micro RNA / 大腸癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸粘膜下層浸潤癌についてパラフィンからRNAを抽出した、いくつかの症例でRNAの抽出に難渋し一部固有筋層浸潤、漿膜下層浸潤症例も登録した。術前化学療法が行われた症例、遺伝性腫瘍症例、免疫染色やMSI解析でMSIが示唆された症例は除外とした。結果としてリンパ節転移例18例, 非転移例21例で解析を行なった。網羅的miRNA解析はaffymetrix GeneChip miRNA Array 4.0を用いた。リンパ節転移群と非転移群のmiRNA発現変動の比較はFDR p<0.05かつdelta Fold change>絶対値2を越えるものを抽出することとした。その結果8個のmiRNA (miR-4685-3p, 6754-3p, 6806-3p, 8085など)でup regulationを示した。down regulationを示したものは認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
収集し得た症例でのmicro RNAの網羅的解析を終え、転移群と非転移群間での発現変動の解析は終えた。
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Strategy for Future Research Activity |
解析を行った症例のmRNAについて網羅的解析を行い、転移群と非転移群の発現変動の比較、網羅的解析によって得られたmRNAとmiRNAのうち逆パターンを認める組み合わせの抽出をパスウェイ解析で絞り込みその回帰性を検討する。
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Causes of Carryover |
解析のための試薬を予定症例分購入したところ残が生じた。追加症例での解析ないしはmRNA解析に役立てたい。
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