2023 Fiscal Year Annual Research Report
赤痢アメーバをモデルとした寄生虫ポリアミン生合成経路の新展開
Project/Area Number |
21K15427
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
Jeelani Ghulam 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60468519)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | Entamoeba histolytica / polyamine pathway / Protozoan Parasite / Drug development / Metabolism |
Outline of Annual Research Achievements |
このプロジェクトでは、E. histolytica のポリアミン生合成経路に関与する 2 つの酵素を精製し、特性評価しました。 われわれは、Entamoeba histolytica のポリアミン生合成経路酵素 (オルニチン脱炭酸酵素および新規脱炭酸酵素) の遺伝子サイレンシングとメタボローム解析を実施しました。 私たちは、寄生虫の生存に不可欠なポリアミン経路酵素を 1 つ特定しましたが、これにはヒト相同体が欠如しており、これが新規の薬剤標的候補となっています。 私たちは、この必須酵素を標的にして寄生虫の増殖を阻害する阻害剤を見つけることを目的として、この研究で同定された新規脱炭酸酵素に対するハイスループットスクリーニングアッセイを最適化しています。 昨年度は 1 件の原稿を出版し、5 件の共著を執筆しました。 さらに、2 つの原稿、1 つはリボフラビン経路に関連し、もう 1 つは E. histolytica のヘキソサミン生合成経路に関連しており、現在審査中です。 現在、データを編集し、投稿に向けて原稿を準備中です。
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