2023 Fiscal Year Research-status Report
claudin18.2の発現異常および局在変化と消化管悪性腫瘍の関連について
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21K15479
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 悠 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80780543)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 細胞接着因子 / 胃癌 / Claudin18 |
Outline of Annual Research Achievements |
胃癌細胞株による発現解析によりClaudin18の発現の大きい細胞株と発現の低い細胞株の同定を行い、これらにおける発現差の要因について解析を行っている。またClaudin18の発現変化を引き起こす条件下でRNA-seqを行い、Claudin18の発現変化と関連のある遺伝子群の同定を進めている。
早期胃癌内視鏡治療前の症例から、癌部および非癌部からRNAを抽出しマイクロアレイ(Agilent sureprint G3 Human GEマイクロアレイ ver.3)を用いて発現解析を行っている。この発現解析からClaudin18の発現と相関の高いprobeを同定しており、これらが実際にどのようにClaudin18と関連するかについての検索を行っている。
早期胃癌の中でも予後の悪い深達度がsm以深となっているものについて、1)内視鏡下に生検検体からRNAを抽出し、マイクロアレイ解析を行い2)早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後のホルマリン固定パラフィン包埋を組織免疫染色し、m癌と比較解析をした。これらを通してDEFA5の発現低下とSTAT3活性化がsm癌へと至るのに重要であることを示した。(Digestion 2023;104(6):480-493)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染症の蔓延による影響で当初の予定通りに研究が進まなかった期間があり、実験環境の再整備に時間がかかった。 再現性のある結果となる条件検討に想定よりも時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在までに得られた結果について、まとめて報告する。
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Causes of Carryover |
想定よりも実験に時間がかかってしまったため、研究結果をまとめるのに時間がかかっている。研究結果をまとめ、報告するために使用する予定である。
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