2022 Fiscal Year Research-status Report
New liquid biopsy method of evaluating tumor response to cancer immunotherapy for small cell lung cancer
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21K15564
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Research Institution | 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所) |
Principal Investigator |
竹下 純平 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 臨床腫瘍研究部, 上級特別研究員 (30716585)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 小細胞肺癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
進展型小細胞肺癌にて初回治療として抗PD-L1抗体と化学療法の併用療法を実施した症例を3症例登録した。抗PD-L1抗体と化学療法の併用療法が1年以上奏効している長期奏効例2例、無効例1例を収集した。 各症例の治療開始前、治療開始3ヶ月内、治療開始6カ月以内、治療開始1年後または再燃時の血液検体の収集をした。長期奏効例の凍結腫瘍組織も収集した。各々の血液検体よりRNAを抽出しており、品質確認を行いT細胞レパトア解析に必要なRNA量・品質が得られていることを確認した。 凍結腫瘍組織からDNA・RNAを抽出しこちらも全エクソン解析、T細胞レパトア解析に必要なDNA量・RNA量・品質が得られたことを確認した。長期奏効例の腫瘍組織から抽出したDNAを用いて全エクソン解析を業務委託し解析が終了した。血液検体・腫瘍組織検体から抽出したRNAを用いてT細胞レパトア解析を業務委託し、現在解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症まん延の影響もあり、全国的に新規の肺癌患者が減少しており、申請者が所属する関西電力病院においても新規の進展型小細胞肺癌の患者が減少した。その為に症例集積が遅れている状況である。新型コロナウイルス感染症の影響により実験試薬の供給不安定・高騰化もあり、業務委託に際して複数社見積りを依頼したため、業務委託のタイミングが遅れてしまった。また委託した解析も新型コロナウイルス感染症の影響により解析が遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
進展型小細胞肺癌の患者の症例集積を引き続き進めていく。現在、解析中のT細胞レパトア解析が5月中旬に終了する予定であるのでその結果をもとに二次解析を進めていく。
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Causes of Carryover |
T細胞レパトア解析を2022年2月に業務委託したが解析業務が遅延しており5月中旬に納品予定であり、その支払いに使用する予定である。
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