2023 Fiscal Year Research-status Report
統合失調症の触覚時空間情報処理における大脳皮質の層特異的活動
Project/Area Number |
21K15614
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
張 志林 京都大学, 医学研究科, 研究員 (30896080)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 触覚 / 脳機能 / 磁気共鳴機能画像法 / 統合失調症 |
Outline of Annual Research Achievements |
人間の体性感覚系における触覚の時空間異常のメカニズムはまだ十分に解明されていません。 体性感覚機能障害は統合失調症の触覚時空間異常の重要な概念であると考えられていますが、層流中断がこの過程の基礎となることはまだ証明されていません。 本研究は、時間順序判断タスク中の時空間処理の皮質深さに依存する活性化を調査することを目的としています。 被験者が同時に取得したBOLD画像とVASO画像によって、デフォルト(交差していない手)またはリバーサル(交差した手)の体の姿勢を持つ階層フレームワークで触覚と固有受容感覚の信号を処理しながら、体性感覚皮質の層流活動パターンを識別します。 これらの発見は、時空間処理中の体性感覚野における層流特異性障害をもっと深く理解できるのみならず、体性感覚機能の障害における統合失調症の局所的に明確な介入標的を提供します。研究の成果:1.独自開発した触覚時空間知覚の脳内処理メカニズム実験装置を用いて、触覚時空間知覚の脳内処理メカニズム解明を進んでいる. 2.MRI環境の触覚記憶認知実験装置を用いて、触覚記憶の脳内メカニズム研究をすすんでいる. 3.大脳皮質の特有階層的な脳機能イメージング方法のキャリブレーションを実施している.4.研究に関する結果はSCI論文2本に掲載されました.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究に関する結果はSCI論文2本に掲載されました.
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Strategy for Future Research Activity |
大脳皮質の特有階層的な脳機能イメージング方法のキャリブレーションを進んで実施している
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Causes of Carryover |
実験を進んで実施している なお、結果を国際交流するため
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