2023 Fiscal Year Research-status Report
SpO2波形の人工知能を介した分析による包括的肺炎診断・予後予測モデルの構築
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21K15642
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
山中 俊祐 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (40622907)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 肺炎 / AI / SpO2 |
Outline of Annual Research Achievements |
22年度末までにデータ集積を終え、23年度末までにそのデータクリーニングと解析、AIモデルの構築、結果の発表を行った。ERでのSpO2波形モニター単独による他の疾患との分離には内部検証でAUC0.73(95%CI 0.59-0.88), 時間的外部検証で0.72(0.57-0.86),実際の使用状況と想定されるER患者のみで0.77(0.63-0.91)であり、NPVは0.92(0.88-0.96)と高精度であった。この結果は第51回日本救急医学会学術集会において口頭発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
23年度の中旬まで続いたコロナによる診療制限や受け入れの混乱はER患者数を減らし、研究対象者やボランティア数の減少となり、データ蓄積の遅れにつながった。23年度末には予定より遅く少ないものの900例のデータ収集を終えたが、その後のデータクリーニング、解析、学術集会での結果発表の遅れとなった。論文発表もその影響で24年度末ごろとなる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集、データクリーニング、基本的な解析は終了している。24年度末に向けて学術雑誌に論文掲載を目標に進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナによる研究開始時期の遅れが症例収集期間を短縮させたため、その間に雇用するはずであったアルバイトの延べ人数が減少したため。
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