2021 Fiscal Year Research-status Report
サルコイドーシスの疾患進行における肺胞マクロファージフェノタイプの役割の検討
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21K15656
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
赤田 憲太朗 産業医科大学, 大学病院, 講師 (20644149)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 肺胞マクロファージ |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、30症例に気管支鏡検査を行い、気管支肺胞洗浄液を採取し、肺胞マクロファージの貪食能を検査する予定であったが、コロナ禍のため、気管支鏡検査の件数を制限せざるを得ない状況であった。気管支鏡検査は、大量にエアロゾルを発生する処置であるため、患者が新型コロナウイルス感染症であった場合、術者や介助者は感染するリスクが高い処置である。このため、検査前に患者が新型コロナウイルスに感染していないことを確認する必要がある。現在、当院では、検査前に新型コロナウイルスPCR検査をできる体制が整ったので、患者のPCR陰性を確認した場合のみ検査を行っている。したがって、2022年度は、症例を蓄積できる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記説明したように、コロナ禍のため、気管支鏡検査の件数を制限せざるを得ない状況であった。気管支鏡検査は、大量にエアロゾルを発生する処置であるため、患者が新型コロナウイルス感染症であった場合、術者や介助者は感染するリスクが高い処置であるため、慎重な対応をとらざるを得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、当院では、検査前に新型コロナウイルスPCR検査をできる体制が整ったので、患者のPCR陰性を確認した場合のみ検査を行っているので、2022年度は、症例を蓄積できる予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、気管支鏡検査を制限していたため次年度使用額が生じた。しかし、現在、気管支鏡を行える環境を整えたので、今年度より症例を蓄積させる予定である。
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