2021 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of a body surface position prediction system for breast radiotherapy during deep inspiration breath-hold
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21K15781
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小野 幸果 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (90878604)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 乳がん / 全乳房照射 / 深吸気息止め照射法 / 放射線治療位置照合システム |
Outline of Annual Research Achievements |
深吸気息止め照射法(DIBH)を併用した、左乳房温存手術後の全乳房照射法の体表面位置の解析を行うことを目的としている。 まず、左全乳房照射の25例の集積を行った。25例のうち、20例のログデータが抽出可能であった。さらに1症例は息止め再現性不良であったため、16分割での照射のうち6分割より自由呼吸での照射となった。上記20例のAlignRTのログデータをMATLABを用いて解析した。 概ね3mm以内の精度で照射可能であったが、頭尾方向、左右方向、垂直方向の3軸の方向にベースラインシフトするものも認めた。息止めの精度が安定しているにも関わらずベースラインシフトでトレランス内に収まらない原因となっているものが多々あることを突き止めた。 更に症例を増やし、検討を継続する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまで2Dの解析であったため、ベースラインシフトが原因となっていることが不明であったが、解析対象が3Dとなったことで全乳房照射における息止めの位置精度が不安定になる原因が明らかになってきた。体表面位置の解析を症例数を増やして行っていく方針としたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はさらに症例を増やし、ベースラインシフト原因、対策も考慮しながら解析を継続する。
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Causes of Carryover |
COVID19の影響で、院内の規定により学会出張が禁止されていたため、旅費の支出がなかったため
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