2021 Fiscal Year Research-status Report
モヤモヤ病、大動脈狭窄など全身性に血管狭窄をきたす新規疾患の病態解明
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21K15858
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
鹿島田 彩子 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20868004)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 類もやもや病 / RNF213 / 血管形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
もやもや病、大動脈狭窄症など全身性の血管形成異常を生じる疾患の責任遺伝子候補として同定したRNF213遺伝子のde novoのバリアントを持つノックインマウスをCRISPR/Cas9のシステムを用いて作製した。RNF213バリアントをヘテロで有するノックインマウスの表現型解析のため、全身性の血管形成異常の評価として解剖学的な観察とMRAを用いた頭頚部主幹動脈、胸腹部大動脈の形態評価、ノックインマウスの大動脈を用いた血管形性能を評価を行なったが、明らかな差は見られなかったが、ノックインマウスの表現型として、バリアントをヘテロで有するノックインマウスは生存するのに対し、ホモで有するマウスは生直後に死亡することが明らかとなった。現在、生直後に死亡する原因を明らかにするための研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
バリアントをヘテロで有するノックインマウスには生理的状況以下では明らかな表現型がみられなかったが、バリアントをホモで有するマウスの病態解析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
バリアントをホモで有するマウスの病態解析を進め、生直後に死亡する原因を明らかにし、RNF213の分子生物学的な役割を探索する。ノックインマウスから細胞株を作成し、血管形成能の更なる評価を進める。
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Causes of Carryover |
ノックインマウスの表現型解析に時間を要し、実験試薬等の購入が繰り越しとなった。繰越金は次年度の物品購入費に加えて使用する予定である。
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