2021 Fiscal Year Research-status Report
在胎不当過小児への成長ホルモン過剰による血管機能障害および動脈硬化前病変の調査
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21K15912
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
鍵山 慶之 久留米大学, 医学部, 助教 (80772293)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 在胎不等過小児 / 血管機能 / 小児心機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究に必要なEndopatの物品準備、フローサイトメトリーの機器の整備、解析に必要なPCの購入を行った。当院の院内倫理委員会に本研究に関する審査を提出し承認を得た(研究番号21081)。患者採用のためのシステム構築として低身長外来での患者向けの文書作成と外来への周知を行い、データベース・データシートの作成を行った。酸化LDLコレステロール解析に関しても外部委託業者(株式会社SRL)と連携を行い、検査提出方法など含めて確認した。Endopatの使用点検と健常成人(研究者)での動作確認を行い、研究準備体制の整備を行った。2021年度は新規にGH補充療法を行う低身長患者が8名入院したが、心血管系の基礎疾患を持つものや染色体異常・先天奇形症候群を基礎に持つ患者が多く、かつ研究参加の非同意患者も存在し最終的にエコー検査を施行できた症例は2名であった。本年度はまず研究体制の準備段階として倫理委員会の承認、患者採用の方式決定、検査体制の確認を行い、かつ検査のスケジュールが実施可能かの現実的な確認を行うにとどまった。また、学術集会に関してもCOVID19の流行の影響で想定したようには現地参加できず、まだ構想段階の本研究を専門家と協議する機会に恵まれなかった。来年度以降で患者数を増加させ結果の収集が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象研究に対する同意取得に難渋する症例が多く、思うように症例の蓄積ができていない現状がある。
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Strategy for Future Research Activity |
研究体制は整ったため、患者選定と収集を積極的に行い症例を増やし研究を推進する。
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Causes of Carryover |
研究が当初想定より進みが遅いため消耗物品の使用量が少なかった。症例数の増加に伴い消耗品に関する物品費が増加すると思われる。また、学術集会も徐々に現地参加が可能となってきており、次年度以降は現地開催される学会に参加し症例の多い施設や研究分野の専門医との協議を行うための旅費にあてる予定である
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