2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of next generation treatment strategy for pancreatic cancer with clinical implementation of whole exome sequencing
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21K15959
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
林 秀幸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (60787810)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 膵がん / 全エクソン解析 / ターゲットシークエンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度(2021年度)は2019年03月から2022年01月までに慶應義塾大学病院 腫瘍センター ゲノム医療ユニットのがんゲノム外来を受診した浸潤性膵管がん患者48例を対象に、膵がんにおける全エクソン解析手法の標準化(解析に適した検体採取法の評価、マイクロダイセクションを用いた核酸抽出法の評価、reporting項目の設定など)を行い、一般に実臨床での全エクソン解析の実施が困難と考えられる膵がんにおいても、高いシークエンス成功率(90%:43/48例)が得られる全エクソン解析手法(PleSSision-Exome検査)の確立に成功した。 また同時進行中の固形がん176症例(2019年03月から2021年08月まで)を対象に実施中の腫瘍組織検体を用いたターゲットシークエンス(160がん関連遺伝子を対象とした遺伝子パネル検査)と全エクソン解析の臨床的有用性の比較研究(PleSSision-WET試験)の中間解析を行い、その結果の一部を第80回日本癌学会学術総会および第19回日本臨床腫瘍学会学術集会で発表した(Actionable遺伝子異常の検出率:38%(ターゲットシークエンス)vs 52%(全エクソン解析)(p=0.024)、turnaround time(中央値):42日(ターゲットシークエンス)vs 52日(全エクソン解析)(p=0.001)、Germline遺伝子異常の検出率:6.3%(ターゲットシークエンス)vs 8.6%(全エクソン解析)(p=0.63)など)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新規症例の集積に難渋しているが、現時点で膵がん48例を対象とした解析が終了しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
膵がんクリニカルシークエンスにおける全エクソン解析の臨床的有用性を検証する目的で、膵がん患者を対象にターゲットシークエンスと全エクソン解析を同時に施行し、両者の臨床的有用性の比較検討(Actionable遺伝子異常・Germline遺伝子バリアント検出率、治療実施率、Turnaround timeなど)を行う。またリアルワールドデータとしての臨床情報(治療情報・予後情報など)とゲノム情報との関連解析、また膵がんにおける新規がん免疫療法関連バイオマーカーの抽出などを計画している。
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Causes of Carryover |
コロナ下での研究活動の制限および学会発表の参加の自粛のため次年度使用額が生じた。 次年度は研究活動の活発化および学会等での成果報告なども精力的に行う予定としている。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Comparison of clinical utility between whole-exome sequencing and targeted sequencing (PleSSision-WET study)2022
Author(s)
Hideyuki Hayashi, Shigeki Tanishima, Kaori Mochida, Tomoka Fujikura, Sachiko Hagiwara, Emmy Yanagida, Hiroshi Yamada, Ryutaro Kawano, Kohei Nakamura, Marin Ishikawa, Yasutaka Kato, Eriko Aimono, Mitsuho Imai, Arisa Ueki, and Hiroshi Nishihara
Organizer
第19回日本臨床腫瘍学会学術集会
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