2022 Fiscal Year Research-status Report
microRNAに着目した川崎病冠動脈瘤での血管微小粒子役割解明と創薬標的検索
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21K16051
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
仲岡 英幸 富山大学, 附属病院, 診療助手 (30725784)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | microRNA / CAWS / 冠動脈炎CAWSマウスモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
Candida albicansの培養上清から得られる可溶性多糖分画(CAWS; Candida albicans water soluble fraction)1mgを5日間連日腹腔内投与し、川崎病に類似した冠動脈炎CAWSマウスモデルを作成は成功している状況である。現在、作成した冠動脈炎CAWSマウスモデルから得られる経時的な血清での炎症性サイトカインの測定を行い、同時に冠動脈切片での炎症反応、線維化の進行について測定中である。今後は、CAWS投与前日、投与中(1日目、3日目、5日目)、投与後翌日のそれぞれのマウスに、我々は同定した川崎病急性期における血管内皮細胞から遊離される血管微小粒子(EMPs)に含まれる冠動脈病変に特有の特異的な2種類のmicroRNAを腹腔内投与し、光学顕微鏡および 電子顕微鏡にて血管内皮細胞傷害の程度を計測し、さらに炎症性サイトカインのmRNAをリ アルタイムPCRで、炎症性サイトカインの蛋白量をELISA法で測定し、コントロールCA WSモデルと比較検討する。さらにの特異的な2種類のmicroRNAのノックアウトマウスをそれぞれ作成し、 CAWSを腹腔内投与し冠動脈血管炎を惹起させ、光学顕微鏡および電子顕微鏡にて血管内皮 細胞傷害の程度を計測、さらに炎症性サイトカインのmRNAをリアルタイムPCR、蛋白量を ELISA法で測定し、コントロールCAWSモデルと比較検討する。この2種類の特異的な microRNAが冠動脈血管炎のカスケードにおいて非常に重要な役割を果たしていることを証明 するため、microRNAノックアウトマウスにおいてCAWS投与で冠動脈血管炎が惹起されな いもしくは過剰に惹起されるかを明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調にCandida albicansの培養上清から得られる可溶性多糖分画(CAWS)1mgを5日間連日腹腔内投与し、川崎病に類似した冠動脈炎CAWSマウスモデルを作成は成功し、予定している次の実験へ進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、CAWS投与前日、投与中(1日目、3日目、5日目)、投与後翌日のそれぞれのマウスに、我々は同定した川崎病急性期における血管内皮細胞から遊離される血管微小粒子(EMPs)に含まれる冠動脈病変に特有の特異的な2種類のmicroRNAを腹腔内投与し、光学顕微鏡および 電子顕微鏡にて血管内皮細胞傷害の程度を計測し、さらに炎症性サイトカインのmRNAをリアルタイムPCRで、炎症性サイトカインの蛋白量をELISA法で測定し、コントロールCAWSモデルと比較検討する。
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Causes of Carryover |
血管炎CAWSマウスモデルの作成に難渋しており、次の実験予定であるターゲットmicroRNAのトランスフェクション実験に移行できなかったため、繰り上げ助成金は次年度にこの実験を行っていく予定である。
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Research Products
(1 results)