2022 Fiscal Year Research-status Report
Molecular genetic study of melanoma "like" cells and identification of novel cancer-related genes
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21K16202
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
能登 舞 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (10738462)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | メラノーマ / メラノーマ様細胞 / 免疫組織化学染色 / メラノサイト |
Outline of Annual Research Achievements |
2年目であるR4年度は,昨年度病理組織学的所見を解析し抽出した,初回切除で完全切除できていたメラノーマ症例のうち,追加切除標本内に「メラノーマ様細胞」の出現が確認できた症例に関して,①「メラノーマ様細胞」の分布の比較,②初回切除時の腫瘍細胞と,追加切除時の「メラノーマ様細胞」の免疫組織化学的性質の比較を行った.①「メラノーマ様細胞」は,当初初回切除瘢痕を中心として狭い範囲に限局して存在することが想定されていたが,実際には追加切除標本に広く分布しており,追加切除標本の側方断端まで存在していることを確認できた.また,初回切除の際,真皮内浸潤の所見がみられた症例においても,メラノーマ様細胞はあくまで表皮基底層を中心に存在していた.②免疫組織学的には,腫瘍細胞の性質は概ね初回切除時の腫瘍細胞の性質と類似していることを確認できた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
外科的治療を行ったメラノーマ症例において,追加切除の際に確認される「メラノーマ様細胞」に関して,形態学的,免疫組織化学的な解析は,昨年から引き続き計画通り進めることができた.しかし当初想定していたよりも,「メラノーマ様細胞」の個数が非常に少なく,この細胞ゲノム解析を計画通り進めることができなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
R5年度は,抽出した症例のうち,最も多くの「メラノーマ様細胞」が出現していた症例に関するゲノム解析に注力し,遺伝子プロファイリングを進め,成果発表につなげることを目標とする.目的とする「メラノーマ様細胞」が非常に少なく,得られるDNAも少ないため,全ゲノム増幅技術(GenomiPhi DNA Amplification Kit (GEヘルスケア))を用いる予定である.
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Causes of Carryover |
R4年度は遺伝子プロファイリングが計画通り進まなかったた.R5年度は最終年度として,遺伝子解析に注力する予定であり,次年度使用額を用いることになる.
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