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2023 Fiscal Year Annual Research Report

血液型D抗原の相互作用分子との分子間ネットワークとスプライシング機構の解明

Research Project

Project/Area Number 21K16249
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

三島 由祐子  東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (90815771)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
KeywordsRhD / 発現制御メカニズム
Outline of Annual Research Achievements

D抗原の発現は赤血球の形態維持に関与しており、D抗原関連分子群が正常に働かなくなると赤血球は正常な形態を保てなくなる。これまでに、D抗原の発現制御に重要なのは、Rhファミリー分子およびその他の相互作用分子との膜蛋白複合体形成と、スプライシング制御であることが判明している。
本研究はRhD抗原の発現制御メカニズムをこれら相互作用分子とスプライシング制御機構に着目して検討、その分子間ネットワークを明らかにすることを目的とする。
相互作用分子の機能解析を目的に、RhDの既知の相互作用分子、候補分子について蛋白・蛋白間相互作用が具体的にどの蛋白間で起きているのか検討した。これまでにAnkyrin1, RhAGは直接相互作用するキー分子ではないことがわかった。次にRhDの各アイソフォームを組み込んだN末端GFP, Myc, HA, Flag-tag付の強制発現ベクターと、相互作用分子とし球状赤血球症原因遺伝子として知られるspectrinA, spectrinB, band3を選択し、これらに GFP, Myc, HA, Flag-tagを付けた全長・各機能ドメイン の強制発現ベクターを様々な組み合わせで293細胞へ同時導入、免疫沈降を行った。その結果spectrinA, spectrinBの相互作用候補分子ではRhD蛋白との特異的な共沈を認めなかった。band3は抗GFP抗体結合アガロースゲルで免疫沈降したのち抗Myc抗体で検出することができたため、band3はRhDに直接結合していることがわかった。これを確認するためにCheckMate system を用いてBand3と全長RhDの細胞内での結合をluciferase reporter assayで確認、ついでRhDの蛋白を短くして結合部位の確認を実施した。

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Published: 2024-12-25  

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