2021 Fiscal Year Research-status Report
INO80クロマチンリモデリング複合体による白血病制御機構の解明
Project/Area Number |
21K16263
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 雄太郎 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (50879880)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | エピジェネティクス / 急性骨髄性白血病 / クロマチンリモデリング因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
クロマチンリモデリング関連遺伝子であるINO80C遺伝子に関しては現在までin vitroのノックダウン細胞株を用いた実験を進めており、また関連して別のクロマチン関連遺伝子として代表的なコヒーシン関連遺伝子であるStag2遺伝子のノックアウトマウスを用いた実験についても並行して開始している。胎児肝細胞を移植したStag2ノックアウトマウスは末梢血が骨髄系への分化傾向を示すことを確認し、また骨髄細胞も野生型とは異なる表現型を示すことを確認している。もともとコヒーシン関連遺伝子は骨髄異形成症候群などをはじめとした骨髄系腫瘍で変異が多く観察されることが知られており、今後クロマチンリモデリング因子に関する実験をを進行していく上で有用であると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ノックアウト・ノックダウン細胞株を用いた実験について、複数種の細胞株を用いて行う上で条件検討を行っている。研究室の異動に伴い計画よりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
ノックアウトマウスを用いた実験についても検討する予定である。
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