2023 Fiscal Year Annual Research Report
網羅的遺伝子解析を用いた強皮症特異的単球master regulatorの同定
Project/Area Number |
21K16310
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
井関 ゆう子 日本医科大学, 医学部, 講師 (50723045)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 全身性強皮症 / マクロファージ |
Outline of Annual Research Achievements |
全身性強皮症(SSc)は血管内皮障害および線維化を特徴とする疾患である。単球・マクロファージがその病態に重要な役割を果たしていることは知られているが、SSc特異的単球・マクロファージの同定には至っていない。本研究は、in vitroで分化誘導したマクロファージの網羅的遺伝子解析から、SSc特異的単球・マクロファージにおけるmaster regulatorを同定することを目的とした。 予定していたIn vitroにおけるマクロファージの分化誘導条件について種々調整を行ったが、使用可能検体から予定していた条件下で分化誘導を行った場合、解析に十分なRNAの抽出が困難であった。 健常人(HC)とSSc患者の末梢血単核球を密度勾配遠心法にて単離し、マルチカラーフローサイトメトリーにて単球サブセットについて比較した。SSc患者はHCに比してM1 monocyte, M2 monocyte, CD163- monocyte, M4 monocyteの割合が高いことがわかった。また、M4と他の単球細胞割合との相関関係を調べたが、相関は認めなかった。臨床症状や自己抗体との相関についても評価を行ったが、特定の臨床症状や自己抗体、合併症との関連は認めなかった。 今後SSc患者の末梢血単球を対象としたscRNA-seqによりSSc特異的単球を同定し、その特徴を明らかにすることが今後の新規治療に繋がると考えられた。
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