2021 Fiscal Year Research-status Report
Application of Alpha-ketoglutarate for the Treatment of Obesity as an Epigenetic Drug
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21K16366
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
岡部 圭介 富山大学, 学術研究部医学系, 特命講師 (00770702)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | αケトグルタル酸 / エピゲノム / メタボロミクス / 肥満症 / 耐糖能異常 / 糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
野生型マウス(C57BL/6J)を生後6週齢から飲水中に1%α-ケトグルタル酸(AKG)を加え、通常食または60%高脂肪食で18週齢まで飼育し食事誘導性肥満に対する影響を検討した。通常食、高脂肪食いずれにおいてもコントロール(Ctrl)とAKGとの間に有意な体重の差は認めなかった。また、内臓脂肪、皮下脂肪、肝臓、筋肉の組織重量を比較したところ同様に差は認めなかった。腹腔内糖負荷検査(ipGTT)を行ったところ、CtrlとAKGとの間に有意な耐糖能と差は認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
AKG投与によってマウスに食事誘導性肥満の軽減、耐糖能の改善がみられることを予想していたが、当初期待した結果が得られなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
AKG投与後に採取した各マウスの組織から代謝物を抽出し、AKG投与の影響を検討する。また、当初期待した結果が得られなかった理由としてAKG投与量が十分でなかった可能性がある。飲水を介した投与では水への溶解性の点から投与量には限界があるため他の投与経路からのAKG投与を検討する。
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Causes of Carryover |
非臨床の実験で当初予想していた結果を得られなかったことから、その後予定していた解析の一部を次年度以降に延期したため次年度使用額が生じた。実験の進捗に合わせて次年度以降に使用する計画である。
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