2023 Fiscal Year Annual Research Report
大腸癌肝転移におけるCD200を介した治療抵抗性獲得機構の解明と新規治療法の開発
Project/Area Number |
21K16429
|
Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
松尾 泰子 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (10812315)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 大腸癌肝転移 / CD200 / 薬剤耐性 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌肝転移において,術前化学療法施行例では,非施行例よりもCD200発現が高率であり,術前化学療法によりCD200が誘導される可能性が示唆された.さらに,術前化学療法後にCD200高発現である例では非常に予後が不良であることも示されており,これらはCD200が化学療法により誘導され薬剤耐性につながる可能性が示唆された.細胞株の実験では,放射線照射によりCD200発現が増加することが示されたが,それらが薬剤耐性につながるかどうかに関しては検討中である.
|