2022 Fiscal Year Research-status Report
心臓外科手術における揮発性麻酔薬による予後改善効果の研究
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21K16535
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
田村 高廣 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80612853)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 揮発性麻酔薬 / 心臓外科 / 人工心肺 / 心筋保護 / 予後 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、本研究申請の目標である多施設共同研究を実施するための準備段階の研究を進める事が中心となっている。多くの人工肺メーカーは、生体適合性コーティングを施したポリプロピレン人工肺を導入しており、将来的な心保護作用効果を証する研究に劇的な影響を与える可能性がある。このため、本邦で臨床使用されている人工心肺の人工肺各種に関して、設定した吸入麻酔薬が実際に血中濃度として差が無いものか否か検討しておく事は、本研究申請の目標である本邦における多施設研究を実施する上で、管理上重要な知見をもたらす。この概要は、以前のpilot study(下記)で報告しており、本年度はこのfull-studyを実施し、現在報告をまとめている。 Tamura T, Mori A, Ishii A, Ando M, Kubo Y, Nishiwaki K. Desflurane and Sevoflurane Concentrations in Blood Passing Through the Oxygenator During Cardiopulmonary Bypass: A Randomized Prospective Pilot Study. J Anesth. 2020 Dec;34(6):904-911.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本申請の目標である多施設研究実施のための基礎となる研究をまず進めており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、短い間隔で採血ポイントで採血した検体のセボフルラン濃度を測定し、現在さの報告をまとめている。この報告の後は、多施設研究の準備を開始する予定である。
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Research Products
(1 results)