2022 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the relationship between prefrontal cortex function and the onset of persistent postoperative pain for the development of new prevention methods
Project/Area Number |
21K16557
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
日比 大亮 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (70895664)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 遷延性術後痛 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究遂行に必要な物品の整理、購入を行った。さらに臨床試験を行うにあたり問題となる点を洗い出し院内の研究協力課の職員と打ち合わせを行い体制を整えた。新型コロナウイルス感染症の影響で、職員の就業停止が相次いだことや教室内の人員が減少したことで、臨床エフォートが増加したため実際には研究開始には至らなかったが、富山大学附属病院乳腺外科医師との連携や、富山大学大学院システム情動科学の大学院生との打ち合わせは引き続き行っている。また、システム情動科学の大学院生だけでなく、教室内でも研究遂行補助者を確保した。 本研究では遷延性術後痛(chronic postsurgical pain:CPSP)の発症が多いとされる乳がん手術を受ける患者を対象とし、術前、術後急性期・慢性期にお いてウィスコンシンカードソーティングテスト(Wisconsin card sorting test:WCST)および FEPタスク(fist-edge-palm task:FEPT)中の前頭前野の脳血行動態を近赤外分光法(near infrared spectroscopy:NIRS)を用いて、その変化を解析する。今回、NIRSを用いた測定はポータブルのNIRS機器を用いる方針としたため、その使用方法を確認し測定プログラムを再構築し、予備試験を行い研究プロトコールの見直しを行った。 本年度研究準備が更に整ったことで来年度のスムーズな研究遂行が期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で、臨床エフォートが増加し、研究に時間をさくことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度中に実際に研究を開始し、可能な限り症例を集め研究をすすめる。 臨床エフォートを軽減するために研究日を設定する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響などで実際の研究開始に至らなかっため研究協力者への謝金が発生しなかった。来年度は研究協力者への謝金がとして助成金を使用する。また、得られた結果を解析ソフトを更新する予定でありその購入にも助成金を使用する。
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