2021 Fiscal Year Research-status Report
デクスメデトミジンを用いた全身麻酔暴露による産後うつ病発症予防の新規治療戦略
Project/Area Number |
21K16563
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
齋藤 菜摘 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (20737382)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 産後うつ / ミクログリア / デクスメデトミジン / BDNF |
Outline of Annual Research Achievements |
産後うつ病に対する新規治療戦略につき研究を継続している。 現在、海馬上のミクログリアが液性神経因子であるBDNFを放出することを免疫組織学的に確認している。 今後、産後うつモデルの複数の行動学的解析を行うとともに、デクスメデトミジンを介したミクログリアの極性変化を確認し、産後うつ病の機序を解明する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
動物実験施設部の移転等に伴い、実験動物の購入が一時的に停止していたため
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Strategy for Future Research Activity |
他研究室と連携し、効率化を図り研究継続を行う。
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Causes of Carryover |
COVID19感染拡大に伴い、国際、国内学術集会への参加が困難だったことに加え、動物実験施設部の工事に伴う実験動物購入停止のため予算を使用できなかった。今年度以降に実験経費、学会参加費、論文投稿に使用する予定である。
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