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2022 Fiscal Year Research-status Report

糖鎖によるケロイド形成メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 21K16923
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

片山 泰博  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (80842434)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywordsコンドロイチン硫酸
Outline of Annual Research Achievements

今年度はストックの細胞を利用して評価を行った。コンタクチンについて発現レベルを評価したが検出感度以下であった。
ケロイドの発生において、コンドロイチン硫酸の蓄積が端緒なのか検証するため、正常皮膚由来線維芽細胞において、コンドロイチン硫酸を大量に投与し培養す
る条件で検討を行ったが、結果にばらつきがあり、さらに条件検討を行う必要がある状況となった。
インテグリン抗体を使用した実験では抗インテグリン ベータ1抗体の添加時にコンドロイチン硫酸によるケロイド由来線維芽細胞の増殖効果がみられなくなる
ことを見出した。この系ではウエスタンブロッティングによりPI3KからAKTのリン酸化も抑制されており、現在検討しているメカニズムにおいてインテグリン ベータ1の
関与が強いことを示唆するものと考えられる。インテグリン ベータ1は通常他のサブタイプのインテグリンと二量体を形成しており、他のインテグリンの関与に関する検討も行う必要がある。追加でFACSにより、CS投与下でのKFの増殖を評価する実験を開始した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

患者検体が得られない状況は変わらないので、ストックの細胞で実験を行う予定とした。研究補助員も活用し実験を行う予定である。

Strategy for Future Research Activity

FACSを活用し解析環境を構築し解析を進めてい
く。

Causes of Carryover

検体変更により解析系を確立する時間を要したため。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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