2023 Fiscal Year Research-status Report
自己乏血小板血漿による骨形成機序の解明と歯槽骨増生法の確立
Project/Area Number |
21K17108
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
寺内 正彦 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 医員 (10781742)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 口腔インプラント |
Outline of Annual Research Achievements |
乏血小板血漿(Platelet-Poor Plasma: PPP)は自己血漿の一つであり、口腔領域での再生医療への可能性を秘めていると考える。本研究では様々な歯槽骨欠損の形状に合うソケットプリザベーションや歯槽骨増生のための骨補填材の開発を目的としている。このPPPは患者自身の血液を用いて作製するため、有害事象もなく、自家骨移植のようなドナーサイトを必要としないことから患者への侵襲を軽減することが可能である。これまでの研究において、PPPは高い骨形成能を有し、その機序としては骨形成に重要である無機質がPPPに富んでいる可能性が挙げられる。臨床では抜歯窩の形状や歯槽骨の欠損程度により骨補填材に求められる形状は異なるが、PPPは太いフィブリン線維を密に有することから凍結乾燥などの手法により材料形態を成形することが可能であると着想に至った。以上より、本課題ではビーグル犬を用いたPPPによる骨増生機序の解明と歯槽骨増生法の確立を目指す。 これまでにPPPがPRP(Plate rich plasma)よりも有意なALP活性機能亢進を認めており、また、その他の骨分化関連因子を評価するためにreal time PCRを施行したところ、、Collagen Iに関してPPPはコントロール群よりも有意に高い発現を認めたが、一方では他の骨分化マーカーに有意な結果を得ることはできなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度は研究者の異動があった。それに伴い、これまでの研究体制と異なっていることから、研究を再開させるための時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究状況が整い次第、再開を予定している。
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Causes of Carryover |
研究期間を延長したため。
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