2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of orthognathic surgery assisted system with combined guide modeling technology and intraoperative holography.
Project/Area Number |
21K17123
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
小谷地 雅秀 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90875692)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | Mixed Reality / CAD/CAM / orthognathic surgery / head mounted display / Image-guided surgery / Extended Reality |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者らは顎矯正手術にCAD/CAM技術と複合現実Mixed Reality技術を搭載したヘッドマウントディスプレイをナビゲーションとして応用し3次元的再現性を検討してきた。具体的にはCAD/CAMを用いた手術ガイドとヘッドマウントディスプレイであるHoloLens(Microsoft)を用いて患者固有のホログラムを術野に投影しながら手術を行うことで、事前に行ったヴァーチャルオペレーションデータ通りの高精度な手術を行うことを目的とした。Le FortⅠ型骨切り術に応用し、精度が向上したことを報告した研究成果はInternational Journal of Oral and Maxillofacial surgeryに掲載された。 また、この成果を発展させ、ホログラムを術野に重ね合わせるためのマーカーを当初の二面体からシリンダータイプに変更し、サイズも小さくすることに成功した。この成果により術野の障害にならず、すべての方向からマーカーを認識することが可能となった。さらにHoloLens2(Microsoft)の発売によりハードウェア自体が改善され、表示できるホログラムの精度が向上された。申請者らが開発してきたシステムもHoloLens2に対応させ、さらなる手術精度の向上に成功した。これらのシステムをオトガイ形成術に応用し、手術精度が向上したことを報告した成果はJournal of Clinical Medicineに掲載された。以上の内容は第77回NPO法人日本口腔科学会学術集会シンポジウム(Extended Reality技術とCAD/CAM技術を顎矯正手術に応用する)および第1回若手口腔外科医交流会のシンポジウム(Digital Transformationにより手術経験の不足を補うことを推進する )でまとめた内容を発表した。
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