2022 Fiscal Year Research-status Report
口腔常在細菌叢メタゲノム解析によるオーダーメイドのう蝕予防法の開発
Project/Area Number |
21K17165
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渡邉 温子 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学, 助教 (30883144)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | う蝕予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、カリエスリスクごとに口腔常在細菌叢の構成割合に特異的な菌叢が存在するかを検証するとともに、被験者から分離したS. mutans のCPCやIPMPに対する感受性を解析し、グループ分けした菌叢ごとに最も有効な殺菌成分を解明することで、患者の菌叢ごとに最も有効な殺菌成分を取り入れたう蝕予防を行う、オーダーメイドな口腔衛生管理方法を確立することである。予備実験にて、健常者から採取した唾液に存在する口腔細菌の構成割合を算出し比較検討したところ、ヒトの唾液中に存在する細菌叢の構成割合は多様性を示すことが示唆されている。現在は健常者から分離したS.mutansのCPCやIPMPに対する感受性の解析を進めるために最適な条件下を確立すべく研究を進めている。S.mutansのCPCやIPMPに対する感受性の解析を進めるために最適な条件を確立後は矯正患者からもサンプルを採取し、口腔常在細菌叢の構成割合や分離したS. mutansのCPCやIPMPに対する感受性も解析していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現在は健常者から分離したS.mutansのCPCやIPMPに対する感受性の解析を進めるために最適な条件下を確立できるよう実験条件の検討を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は健常者から分離したS.mutansのCPCやIPMPに対する感受性の解析を進めるために最適な条件下を確立後、矯正患者からも唾液やプラークを採取し、口腔細菌叢の構成割合を検証するとともに、分離したS.mutansのCPCやIPMPに対する感受性を解析していく予定である。
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Causes of Carryover |
研究実施が研究計画よりも大幅に遅れており、次年度使用額が生じている。次年度は研究計画の実施体制を見直し、研究計画に遅れがでないよう留意し、研究を推進していく予定である。本研究で使用する設備機器類の大半は現有の物を使用しているが、被験者からサンプルを採取するための器具はディスポーザブルの器具を使用する予定であり、試薬などの消耗品を購入する予定である。
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