2021 Fiscal Year Research-status Report
Development and validation of the EQ-5D-5L value set among Japanese older adults for health technology assessment
Project/Area Number |
21K17228
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
吉岡 貴史 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00771320)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 健康関連QOL / 効用値 / EQ-5D / 医療経済評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2021年度に後期高齢者の、2022年度に前期高齢者のEQ5Dの効用値スコアリング法を開発・検証し、併存疾患に合わせたインデックスを作成することを目的としている。 初年度は研究計画書通り、申請者が自治体と協働して運営する後期高齢者のコホートを用いてEQ5D-5Lの75歳以上のバリューセットを作成する方針としていた。申請者らが毎年おこなっている定期調査は採択前に質問項目を決定していたため、追加調査の形で質問票を作成し、自治体協力のもと送付する方針とした。しかし新型コロナウイルスが、5月の流行第二波、8月の流行第三波、12月の第四波と、一年を通して感染者の急激な増減を繰り返した。そのため協力自治体がワクチン接種含む新型コロナウイルス関連業務に多忙を極めていることが推察された。自治体と共同で行なっている事業である以上、自治体の協力は必要不可欠であるが、このような状況から自治体の協力を仰ぐことが非常に困難であると判断した。以上を踏まえ、同コホートからの調査を行うことは中止とした。 当初から65-74歳の前期高齢者はインターネット調査で研究を行う予定であった。上記の状況は本年度も改善する確証がないため、本年度に前期・後期高齢者分を合わせてインターネット調査でスコアリング方の開発とインデックス作成を同時に行う方針とした。前期・後期高齢者のデータを合わせて収集の後は、予定通りデータ解析を経て論文化に向かう予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの断続的な流行により、当該年度の質問票の送付が不可能となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度より完全インターネット調査研究に切り替え、前期・後期高齢者共一括でデータ収集を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス流行のため、当該年度の質問票送付が不可能であったため。本年度に完全インターネット調査に切り替え研究を継続する予定である。
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