2021 Fiscal Year Research-status Report
体重の変化がメタボリックシンドロームの危険因子と医療費に与える影響に関する研究
Project/Area Number |
21K17253
|
Research Institution | Tsuruga Nursing University |
Principal Investigator |
萬代 望 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (80516956)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 医療費 / BMI / 体重 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、厚生労働省が整備してきたレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を後ろ向きコホート調査を行い、医療費に対する体重変化の影響を解析することを目的としている。今回は、解析を行うための作業環境の整備と、データベースの作成を行った。 具体的には、NDB(National Database)から2017年度から2018度の都道府県別に国民医療費、BMI、体重などのデータを抽出し、データベースを作成した。なお、地域ごとに2017年度から2018年度の医療費の変化と体重の変化や、20歳の時の体重から10kg以上増加している場合なども分析できるようにした。 2018年度の国民医療費は43兆3,949億円、人口一人当たりの国民医療費は34万3,200円となっている。2017年度の国民医療費は42兆3,644億円、前年度の43兆710億円に比べ3,239億円、0.8%の増加となっている。人口一人当たりの国民医療費は34万 3,200円、前年度の33万9,900円に比べ3,300円、1.0%の増加となっている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画当初の予定より、実際にデータを抽出しデータベースを作成してみると、対象となる年度や項目に若干の変更を行わざるを得なかったが、おおむね順調に進展しており、次年度にデータ解析を行う。
|
Strategy for Future Research Activity |
計画に従い分析をすすめていく、主に都道府県別の医療費の比較、医療費と体重の変化や20歳の時の体重から10kg以上増加している場合などの関連性の解析を行う。また、地域ごとに2017年度から2018年度の医療費の変化と体重や20歳の時の体重から10kg以上増加している場合などの関連性も解析する。
|