2021 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病患者における糖代謝、睡眠障害と心左室拡張機能障害の関連
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21K17297
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
大東 真菜 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60884864)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 睡眠障害 / 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、糖尿病患者の増加と高齢化の進行により、心左室収縮能が維持された拡張障害型心不全(HFpEF)の増加が臨床上の大きな問題となりつつある。睡眠障害と2型糖尿病は相互に深く関連し、それぞれが左室拡張障害の要因となりうる。しかしながら、2型糖尿病患者を対象とした睡眠障害、糖代謝と左室拡張機能障害を総合的に調査した研究はなく、その相互関連についてはほとんど知られていない。 本研究の目的は、糖尿病患者の血糖変動などの糖代謝の評価に加えて、睡眠障害を種々のデバイスを駆使して統合的に評価し、左室拡張障害に関連した個々の睡眠障害指標および統合的睡眠障害病態リスク区分を提唱することである。 本研究は、所属講座で進行中のHyogo Diabetes Hypoglycemia Cognition Complications (HDHCC)コホートを基盤として実施している。HDHCCコホートは、動脈硬化性疾患の危険因子(糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満・慢性腎臓病など)を有する患者を対象として、持続血糖モニターによる血糖変動評価およびインスリン抵抗性などの糖代謝の評価、心臓超音波検査などによる心機能評価に加えて、睡眠の質・量、睡眠・覚醒リズムを客観的かつ定量的に評価している。 持続血糖モニターを用いて血糖変動などの糖代謝の評価を行い、心機能評価および種々のデバイスを使用して睡眠の状況を評価した者が2022年3月時点で約200名程度登録することができ、本研究の実施計画通りに概ね進行できていると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
糖尿病および非糖尿病患者を対象に、心臓超音波検査および種々のデバイスを使用して睡眠の状況を評価した者が2022年3月時点で約200名程度登録することができているため。
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Strategy for Future Research Activity |
さらに登録患者数を増やし、血糖変動などの糖代謝の指標や、睡眠障害および左室拡張機能の指標との相互関連を評価していく。また、本研究を行う上で得られた成果を、学会発表などで、報告を行っていく。
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Causes of Carryover |
在宅睡眠計測の解析費用を当該年度末までに請求できておらず、次年度に繰り越し、解析費用として使用する予定である。
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