2023 Fiscal Year Research-status Report
カテコールアミンと拘束性ストレスによる心臓内microRNA変動の分布
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21K17330
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
細谷 直 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 法医学, 助教 (40782529)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | カテーテルアミン / microRNA / 動物実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
β刺激薬を投与したラットの左右心房・心室を取り出し、microRNAについてのRNA sequencing について外注検査を依頼した。その結果、これまで心室のデータで得られていた発現RNAと大幅な違いがみられたため、この差異についてこれまで実験を再検証している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
これまでの実験結果と大幅に異なる内容の結果が得られたため、再検証が必要となった。 再検証に際して次世代シークエンサーが必要となるが、これまで使用していた機器が故障により使用できくなったことに加えて、当施設に令和6年度に最新機種が設置される予定であり、その使用開始可能となる時期に向けて待機している。
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Strategy for Future Research Activity |
再度次世代シークエンサーを使用したRNA sequencingを行い、これまでの実験結果との整合性を検証する。この結果から心房・心室間でのβ刺激薬に対する反応性の違うmicroRNAを検出し、real-time PCRで各microRNAの発現変動の確認をする。 これらの結果を元にしてmicroRNAに対応するターゲットmRNAを予測し、PCR等によって連動した発現が変化するかを確認する。 発現変動があるmicroRNAが見つけられた場合には、それらのmicroRNAが時間経過で変動するか、またβ刺激薬の量によって変動するかについての動物実験を追加していく。
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Causes of Carryover |
外注によって得られたRNA sequencingの結果が予想と大幅に異なる結果となったため、今後の実験の予定にRNA sequencingの再試行を行うことになった。RNA sequencingを施行する機器の使用開始予定が次年度であったため、実験の進行が止まっていることから。
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