2021 Fiscal Year Research-status Report
Verification of the effectiveness of a nursing practice record and guidance system using a highly functional security tool
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21K17342
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Research Institution | Nishikyushu University |
Principal Investigator |
葛原 誠太 西九州大学, 看護学部, 講師 (60610631)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | セキュリティツール / 看護学実習記録 / 指導システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、病院や高齢者施設、訪問看護ステーションなどでの看護学実習先の指導者に高機能セキュリティツールを用いた看護学実習記録・指導システムの利用を拡大することで得られる利用者に対する利益面(個人情報保護)と学生の学習面(教育効果)について明らかにすることを目的としている。令和3年度は、看護学実習における記録および指導における個人情報保護を高める方法としてセキュリティツールを用いた研究の現状と課題を明らかにするため、国内の文献検討を行い、看護学実習にビデオ会議システムを用いて遠隔で学生の指導を行った研究や遠隔シミュレーションを行った研究は存在するが、看護学実習記録・指導システムについて検証した研究は見当たらないことを確認できた。 これらの結果を踏まえて、高機能のセキュリティツールを用いた看護学実習記録および指導システムの効果を明らかにするための準備を行うことを目標として、研究者が実習指導を担当する1領域の病院・施設の指導者10名程度にアンケート調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大により、調査を予定していた実習が受け入れ中止となったため、実施ができなかった。 現時点で、新型コロナウイルス感染症の終息が明確ではないが、仮に実習の受け入れが再開になっても、実習の実施形態が以前とは異なり、対面と遠隔の利点を取り入れながら実習の指導を行っていくことが予測されるため、本研究の意義は大きいと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により、アンケート調査を予定していた実習が受け入れ中止となり、実施できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
実習の受け入れが再開され次第、延期になっているアンケート調査を実施する。 再開にならない場合は、オンラインによるインタビュー調査なども検討する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた、学会がオンライン開催となり、旅費が発生しなかったため。また、新型コロナウイルス感染症の影響で調査が中止となり、人件費・謝金が発生しなかったため。次年度は、対面による学会が再開となることが予測されるため旅費を使用する。また、調査が再開され次第人件費・謝金を使用する。
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