2023 Fiscal Year Research-status Report
筋肉内注射技術「伸ばす」「つまむ」に関する基礎的研究
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21K17350
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
青井 聡美 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (10321217)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 筋肉内注射 / つまむ / 伸ばす / 三角筋 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は三角筋と中殿筋を中心とした表皮から筋膜に至るまでの距離と筋厚をもとに、安全で確実な穿刺時の手技を明確にし、筋肉内注射に関する医療事故防止および看護技術の発展に寄与することである。 研究方法は、筋肉注射部位の2か所(A:肩峰外縁から4cmの部位とB:肩峰から垂直に下した線と前腋窩線の頂点と後腋窩線の頂点を結ぶ線の交わる部位)において、注射針刺入時の「つまむ」と「伸展する」2通りの手技を行い、①肩峰から表皮から筋膜までの距離と筋厚、②皮膚の硬度と弾力度、③上腕周囲径と上腕の長さ④身長、体重を計測する。皮膚弾性の測定は、Cutometer MPA 580を用いて計測する。計測時の注射部位における「つまむ」「伸展する」の手技は同一者が実施することとした。研究対象者は20名であった。その結果、筋肉注射部位の2か所(A:肩峰外縁から4cmの部位とB:肩峰から垂直に下した線と前腋窩線の頂点と後腋窩線の頂点を結ぶ線の交わる部位)において、表皮から筋膜までの距離と筋厚は、「つまむ」手技の場合の皮下組織の平均距離は「伸展する」場合の手技よりも厚いことが明らかとなった。また、皮膚の弾性においては、注射部位により手技による違いがあることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データ収集した結果を基に安全な手技について検討を進めている。当初の計画では追加の研究協力者の募集を行いデータ収集を実施し、それらの結果と合わせて検討する予定であったが、追加の研究協力者の募集に時間を要したことと、研究代表者の業務が多忙になったことが理由で当初予定していた期間に終えることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
追加で研究協力者の募集を行い、これまでの研究結果を踏まえ、「伸ばす」「つまむ」の2通りの方法で安全な手技の確立を目指した検討を進める。
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Causes of Carryover |
研究協力者の追加募集に時間がかかり、論文作成に遅れが生じているため次年度使用額が生じた。 使用計画として 国内旅費 日本看護技術学会(札幌)、研究協力者に対する謝金1人1000円のクオカード、英語校正を必要経費とする。実験に使用する消耗品は過年度に購入済のため使用予定にはない。
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