2023 Fiscal Year Research-status Report
がん患者と看護師の関係を基盤とした死にまつわる対話促進教育プログラムの開発と評価
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21K17355
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
京田 亜由美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (00803751)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | がん看護 / 終末期 / 生と死 / コミュニケーション / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、一般看護師を対象とした、終末期がん患者と看護師の信頼関係を基盤とした死にまつわる対話促進教育プログラムの開発と評価を目的としている。 2023年度は、StageⅡ:死にまつわる対話促進教育プログラム介入と評価を行う予定であった。 5名のがん看護専門看護師と4名の大学教員から協力を得られ、教育プログラムを作成した。教育プログラム作成にあたり実施した質的研究「Communication Education in General Hospitals and Nurses' Difficulties in Communicating with Patients at the Terminal Phase of Cancer」とシステマティックレビュー「The perception of life and death of patients with the end-of-life stage cancer: A systematic review of qualitative research」を原著論文として投稿し、掲載された。 加えて、地域がん診療連携拠点病院、がん診療連携推進病院の5ヶ所の共同研究施設で介入研究を行うための準備を実施し、研究課題名「終末期がん患者との死にまつわる対話への看護師の困難感解消に向けた教育プログラムの効果検証」として倫理審査委員会の承認を得た。また、大学病院医療情報ネットワーク研究センター 臨床試験登録システム(UMIN-CTR)に登録し、研究開始の準備が整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
複数の県にまたがる多機関共同研究であるため、共同研究施設との調整や倫理審査、教育プログラム決定に時間を要し、当初予定より遅れが生じている。協力者である研究分担者との連絡を密に行うことで対応中である。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究施設に属する研究分担者との連絡を密に行い、2024年度の具体的な研究実施計画を共有し介入研究を推進させていく。
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Causes of Carryover |
介入研究実施の遅れによる研究対象者への謝礼や専門家の助言への謝礼、研究補助への人件費が未使用のため。また日程調整が困難で国際学会への参加を見合わせたため。次年度の介入研究実施による研究対象者への謝礼、専門家の助言への謝礼に使用予定である。
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