2022 Fiscal Year Research-status Report
慢性疾患重症化予防のためのオンラインナーシングの提供体制の構築に向けた実態調査
Project/Area Number |
21K17362
|
Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
水川 真理子 神戸市看護大学, いちかんダイバーシティ看護開発センター, 特任講師 (50863742)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | テレナーシング / 遠隔看護 / オンラインナーシング |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、研究1.本邦におけるオンラインなどのICTを活用した看護実践についての実態調査(質問紙調査)について、研究計画書の作成を行った。研究2.オンラインやICTを活用した看護実践に関するインタビュー調査については、研究計画書、インタビューガイド作成と倫理審査の申請を行い承認された。 研究1では、全国の診療所、訪問看護ステーションを無作為に抽出し、コロナ禍前からコロナ禍において、オンライン診療やオンラインナーシングの経験があるか、ある場合には、実践内容について(活用方法、活用場面、活用対象とその効果について、活用対象の年齢、疾患)、家族を含めた介入だったか、活用期とその効果について)、テレナーシング(電話)の経験がある場合には、実践内容について(活用方法、活用場面、活用対象(年齢、疾患)、活用期(終末期、慢性期など)とその効果について)、遠隔ナーシングを行うと決めた判断(理由・基準)について、質問紙調査で明らかにする。 研究2では、訪問看護や診療所の外来などで循環器疾患患者に対して、テレナーシング(電話、オンライン、遠隔モニタリングなどを含む)を行っている循環器領域の看護師をpurposeful sampling、及びsnowball samplingで募集し、以下の内容について半構造化面接を行う。1)実践したことのあるテレナーシングの種類2)テレナーシングを実践した際の患者の疾患名と疾患毎の看護のポイント3)実践したことのあるテレナーシングの実施内容や役割4)テレナーシングを実践した際に必要だと感じた能力や看護技術(例:コミュニケーション技術、調整力、フィジカルアセスメントなど)5)テレナーシングの効果6)テレナーシングで経験した利点と困難なことや限界7)実践したことはないが、将来必要と思うテレナーシングの活用方法8)テレナーシングの普及のために整備が必要と思うこと。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍で、通常勤務に加えて、COVID-19陽性患者への看護の出務のために時間の捻出が困難であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度に、研究1.本邦におけるオンラインなどのICTを活用した看護実践についての実態調査(質問紙調査)と、研究2.オンラインやICTを活用した看護実践に関するインタビュー調査を実施し、分析を行う。
|
Causes of Carryover |
研究実施がやや遅れたため、2023年度に研究1の質問紙調査にかかる印刷・郵送委託費、研究2のインタビュー開催場所までの旅費、テープ起こしの委託費が必要となった。
|