2023 Fiscal Year Research-status Report
あなたらしい陣痛緩和法(無痛分娩)の意思決定エイド:Web相談システムの検証
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21K17401
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
宍戸 恵理 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (00881450)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 意思決定支援 / 無痛分娩 / 自然分娩 / 産痛緩和法 / ディシジョンエイド / 妊婦 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、意思決定エイドに関する成果発表・準備および論文投稿、ホームページを活用した研究を主軸に研究を行ってきた。 まずは、無痛分娩を含んだ産痛緩和法に関する意思決定エイドの表面妥当性の研究結果について、第64回日本母性衛生学会総会・学術集会にて口頭発表を行った。また、2024年度の7月に行われる第12回International Shared Decision Making Conferenceに参加するにあたり、意思決定エイドに関する発表を行うため、2023年度に抄録を提出し採択された。また、日本助産学会学術集会では、意思決定エイドに関するシンポジウム(周産期女性と家族の意思決定を支える -意思決定エイドと支援の実際- )でのシンポジストを担当し、意思決定エイドの概要や作成方法について発表を行った。 論文投稿に関しては、無痛分娩と自然分娩に関する意思決定エイドの第2版について英文誌(Environmental Research and Public Health )に昨年度投稿し、採択された。 研究については、2022年度末に開発したホームページを活用した意思決定エイドの実行可能性の研究を行った。この研究では、インスタグラム版の産痛緩和法の意思決定エイドを作成し、実際に経腟文分娩を予定している妊娠後期の妊婦20名を対象とし、産痛緩和法を選択の選択に役立つかどうか、どんな選択肢に関心を持ったかについて調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
意思決定エイドの第2版の論文について英文誌に採択された。予定通りに意思決定に関するホームページを開設し、ホームページを活用しながら研究を行うことができている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に行った、無痛分娩を含んだ産痛緩和法に関する意思決定エイドに関する実行可能性の研究結果を学会発表および投稿を行う予定である。また、第12回International Shared Decision Making Conferenceに参加し、意思決定の専門家と情報交流をする予定である。
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Causes of Carryover |
本研究に関わる意思決定エイドの成果発表のため、国内学会および国際学会への参加費用が必要となった。また、論文投稿の英文校閲費が必要である。
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Research Products
(6 results)