2021 Fiscal Year Research-status Report
光老化に着目した高齢者ドライスキン改善のための皮膚タイプ分類の確立
Project/Area Number |
21K17408
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
青木 未来 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (20846638)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 高齢者 / ドライスキン / 保湿ケア / アセスメント / 光老化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、皮膚の状態に合致した適切な保湿ケアを実施するために、高齢者の皮膚状態を詳細に評価し皮膚タイプを分類する手法を確立することである。 今年度は高齢者の皮膚を詳細に分類するためのベースラインデータの収集を予定していた。対象者を100名としていたが、新型コロナウイルスの影響により実際にデータ収集できたのは12名であった。 特別養護老人ホーム入所中の高齢者12名(中央値90歳)を対象にデータ収集ができた。ダーモカメラ画像により皮膚の一方向の深いしわ、鱗屑の有無別に皮膚を4タイプに分類した。この分類と皮膚パラメータを用いて検討したが、関連性はみられなかった。 以上より、現在のところ皮膚タイプ分類に用いられる有用なデータは得られていない。今後は対象者数を確保することを目標に進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により、初年度に予定していた対象者数に満たなかったことから、やや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの感染状況をみながら、対象者を確保できるよう努める。データ収集が進まない場合は、健康成人を対象とすることも検討する。
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Causes of Carryover |
若干の次年度使用額は生じたが、予定していた物品の購入はできた。次年度の計画通りにサンプル収集と解析のための消耗品に使用する。
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