2021 Fiscal Year Research-status Report
「せん妄ケア実践能力自己評価尺度‐外科系病棟所属の勤務帯リーダー用‐」の開発
Project/Area Number |
21K17430
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
松田 謙一 東京医療保健大学, 看護学部, 講師 (70852664)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | せん妄ケア実践能力 / 勤務帯リーダー看護師 / 高齢入院患者 / 外科系病棟 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、急性期外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力を客観的に測定できる「せん妄ケア実践能力自己評価尺度」を開発することである。本研究の目的達成にむけた手順は、1.尺度原案の作成、2.パイロットスタディによる尺度原案の精選、3.尺度の信頼性・妥当性の検討の3つからなる。 2021年度は、1.尺度原案の作成の第一段階として、急性期内科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師に必要とされるせん妄ケア実践能力の具体的内容を示すアイテムプール(仮)の作成のための文献検討を広範に行った。また、それと同時に、アイテムプール(仮)の作成にあたり重要な基礎資料となる論文の執筆を行い、看護系学術誌において公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度は、外科系病棟に所属する勤務帯リーダーに必要とされるせん妄ケア実践能力の具体的な内容を抽出するために、文献検討、学術誌での論文の公表、臨床看護師への質問紙調査による質的調査・分析の作業を予定していた。しかし、論文の公表に多くの時間を費やしたため、質問紙調査に着手することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、臨床看護師への質問紙調査による質的調査・分析を実施する。文献検討および質的調査の結果を踏まえて、アイテムプール(案)を作成する。アイテムプール(案)の作成段階では、せん妄ケアを専門とする看護学研究者に助言をうけ、せん妄ケア実践能力の具体的内容をより広範に抽出できるよう工夫していきたい。
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Causes of Carryover |
2021年度に予定していた質問紙調査を当該年度に実施できなかった。2022年度は、質問紙調査を実施するため、郵送費やデータ入力代行などの調査費用として使用したい。
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