2023 Fiscal Year Research-status Report
認知症介護者のメンタルヘルスに影響するソーシャルキャピタルの解明と介入モデル開発
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21K17431
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Research Institution | Kansai University of Nursing and Health |
Principal Investigator |
古川 秀敏 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (10316177)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 認知症 / 家族介護者 / メンタルヘルス / ソーシャルキャピタル / 介護への肯定的側面 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ソーシャルキャピタルの認知症の家族をもつ家族介護者のメンタルヘルスへの影響を明らかにし、それをもって介護者支援策を開発することである。2023年度は2022年度に郵送法で収集したデータを解析し、ソーシャルキャピタルの影響を認める結果を得た。しかしながらサンプルサイズの小ささから国際誌への掲載は困難であり、関西看護医療大学の紀要に誌上公開した。さらに、オンライン調査会社に依頼して約1000データを収集し、解析を行った結果、介護者のメンタルヘルスへのソーシャルキャピタルの影響のほか、要介護度等の影響が明らかとなった。2024年度はこれらの結果を国際誌上で公表することを目標に進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
収集したデータから、介護者のメンタルヘルスへのソーシャルキャピタルの影響のほか、要介護度等の影響が明らかとなり、その論文化が遅れている。また、それを受けた支援策の開発も遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
オンライン調査会社に依頼して約1000データを収集し、解析を行った結果、介護者のメンタルヘルスへのソーシャルキャピタルの影響のほか、要介護度等の影響が明らかとなった。2024年度はこれらの結果を国際誌上で公表することを目標に進めていく。併せて、家族介護者における支援策の開発について進めていく。
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Causes of Carryover |
2023年度において論文作成及び学会発表を計画していたが、データの分析の遅れにて、これらが行えなかったことから次年度使用額が生じた。
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