2022 Fiscal Year Research-status Report
マイクロニードル技術を利用した局所薬物送達療法による新しい褥瘡治療法の構築
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21K17474
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
横山 真央 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (60638708)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | マイクロニードル |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は以前、柔軟性があり、強力な止血機能を有するマイクロニードルシートを開発した。それを応用発展させ、局所薬剤持続投与が可能なmicroneedle local drug delivery sheet (MNLDDS)を開発し、それを用いてCCL2を褥瘡部位に投与すれば治癒が促進すると仮説をたてた。褥瘡用MNLDDSを開発し、糖尿病褥瘡モデルマウスに、MNLDDSを用いたCCL2の局所投与を行い、褥瘡治癒が促進するか免疫病理学的に検討を行う。マウス皮膚創傷面への固定に最適なマイクロニードル長は不明であるため、まず褥瘡面にMNLDDSを固定するための最適なマイクロニードル長を決定する。他大学のアドバイスを求めながら作成しているため、COVID-19感染症流行下ではなかなか実験が思うようにすすまなかった。マイクロニードル長が決定すれば、その後、マイクロニードルにより放出されるCCL2の放出時間は不明であるため、糖尿病モデルを用い、治癒状況と照らし合わせながら最適なCCL2放出時間を求める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
出産のため
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Strategy for Future Research Activity |
マウス皮膚創傷面への固定に最適なマイクロニードル長が、適切なCCL2放出時間と連動するとは限らないため、両者を満たしたニードル長を検討する。
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Causes of Carryover |
研究に遅れが生じているため
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