• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

長腓骨筋の機能向上に最適な運動課題の開発:機能解剖学的知見を基盤とした筋電図解析

Research Project

Project/Area Number 21K17541
Research InstitutionFukuoka International University of Health and Welfare

Principal Investigator

吉塚 久記  福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 講師 (00879942)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords長腓骨筋 / 表面筋電図 / リハビリテーション科学 / 足関節不安定症 / 動作解析
Outline of Annual Research Achievements

長腓骨筋は足関節・足部の運動制御に重要な役割を担っており、リハビリテーション医療において注目される筋のひとつである。しかしながら、解剖学的にその走行は外果の後下方で急峻に向きを変える特徴があり、この特異的な構造やそれに伴う筋機能の複雑さから、長腓骨筋の機能向上を目的とした運動課題の設定には未だコンセンサスが得られていない。本研究の目的は、申請者らの肉眼解剖学的研究の示唆に基づいた新しい観点から運動課題を設定し、筋電図解析により筋活動量を定量的に評価することで、長腓骨筋の機能向上に最適な運動課題を開発することである。
前年度は、予定していた小型ワイヤレス筋電計、慣性センサ、および解析ソフトウェアを導入し、予備実験を進め、計測方法や解析方法の手順を検討した。具体的には、小型ワイヤレス筋電計により運動中の長腓骨筋の筋活動を定量的に計測できることに加えて、慣性センサを用いることで、底屈・背屈、内がえし・外がえし、内旋・外旋(内転・外転)の3軸にて足関節・足部の関節角度を詳細に計測可能となっている。これらの計測・解析手法を基に、従来から用いられているトレーニング方法を含めた複数の運動課題中の筋活動量を定量的に比較検討することで、長腓骨筋の最適な運動課題の開発を目指す。これにより、リハビリテーション医療における「長腓骨筋の選択的治療の構築」へとつながり、足部不安定性を有する多くの患者への貢献が期待される。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

前年度内に一部の計測を開始する予定としていたが、COVID-19の影響により研究協力施設への訪問が制限されたこと、半導体の影響により研究機器の納品が遅延したこと、ならびに運動課題の設定に一部変更を生じたことがあり、研究の進捗はやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

本年度は、予定している計測を速やかに進め、研究成果を総括し、学会発表と論文作成を行う予定である。

Causes of Carryover

COVID-19の影響を受けて、参加予定としていた複数の学会がWeb開催や中止となったため、次年度使用額が生じた。次年度の学会参加費や旅費に充当する予定としている。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi