2021 Fiscal Year Research-status Report
Online Learning Activities of Jewish Languages and Cultural Networking among Jewish People
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21K17956
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鴨志田 聡子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特別研究員 (10773848)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | マイノリティ言語 / イディッシュ語 / ラディノ語 / 言語学習活動 / オンライン学習 / 集合的記憶 / ユダヤ / 少数派 |
Outline of Annual Research Achievements |
報告者は北米等を拠点としているユダヤ人のオンライン学習活動の参与観察や関係者との研究交流を継続的に行った。当初の予定において2021年度はオンラインでの調査を続けつつも海外渡航し、オンライン学習活動の担い手や参加者を直接訪問して聞き取り調査をする予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続くなどして海外渡航がかなわなかった。 世界的に対面での活動ができにくい状況下、人々がオンラインで集う機会が増え、報告者も様々な会に参加することができた。オンラインでの調査は、当初の目標よりも集中して行うことができた。また、2021年度は日本国内でも似たような活動があれば継続的に調査をすることに方針転換した。そして本研究に関連する発見があり、いくつかの仮説をたてることができた。これらについては、今後の調査で更に深める予定である。こうして2022年度以降の現地調査への準備を進めた。 本研究においては研究結果を海外、国内に向けてより多くの人々にわかりやすく発信するように心がけている。研究成果はレクチャー、ブログ、インタビューへの協力などで紹介した。今後は、雑誌の記事、事典の項目などで公開されていくことになった。ユダヤ人らとの交流を通して得られた知見を今後わかりやすく発信できるように準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2021年度に予定していた現地調査をすることができなかった。その一方で、オンラインで米国やイスラエル等、世界各地の人々とユダヤの言語の学習活動を行う機会が非常に増えた。初年度の調査を分析し、2022年度以降に予定している海外での現地調査をより充実させることができるであろうと考えている。2021年度は査読済み論文の出版が叶わなかった反面、様々な形で研究成果を広く公開することができた。今後更に執筆を進め、共著や発表にて公開する予定である。本研究に必要不可欠な現地を訪れての参与観察や聞き取り調査ができなかった割には、当初予定していた以上の発見や進捗が得られたので、現在までの進捗状況をこのように評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、海外での現地調査、学会発表を予定している。研究遂行のためには渡航しての調査の実施がとても大切なのが、いずれも昨今の状況下、オンラインでできる範囲で行う可能性が高いのでバックアッププランを準備している。そしてこれまでの成果について、国内でも研究発表やレクチャーを行い、同時に執筆や関連するものの翻訳を進める方針である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外渡航を伴う調査等、対面で行う活動が当初の予定通りにでなかったこと、渡航を控えてオンラインで調査したことが大きな理由である。2021年度に予定していた活動と、それに必要な物品の購入を2022年度に延期したのも理由である。
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Research Products
(5 results)