2023 Fiscal Year Research-status Report
人口減少社会下の首都圏外縁部における観光地域の衰退とその再生戦略に関する研究
Project/Area Number |
21K17971
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
鈴木 富之 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 准教授 (30725974)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 温泉観光地域 / 高原観光地域 / ペンション / 推し活 / ファンツーリズム / 若者の余暇活動 / 三次元レーザースキャナ / デジタルアーカイブ化 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、(1)首都圏外縁部における観光地域の立地や変容に関する研究、(2)首都圏外縁部における若者の余暇活動の特徴に関する研究、(3)人口減少社会下の首都圏外縁部における産業遺産のデジタルアーカイブ化に関する研究などに取り組んだ。 (1)については、栃木・塩原温泉周辺部の主要観光施設における季節性への対応策を分析し、その成果が学会誌に掲載された(鈴木富之2023.栃木・塩原温泉周辺地域の主要観光施設における季節性への対応策.沖縄地理19:45-50.)。また、日光・霧降高原におけるペンション集積地域の存続要因を明らかにし、学術雑誌にまとめた(山本桂輔・鈴木富之2023.日光・霧降高原におけるペンション集積地域の存続要因.地域デザイン科学13:1-18.)。 (2)については、首都圏外縁部の大学生におけるイベントへの参加状況からみたファンツーリズムの実態を明らかにし、その成果が学術雑誌に掲載された(吉澤優希・鈴木富之2024.大学生におけるイベントへの参加状況からみたファン行動の特徴.地域デザイン科学14:43-55.)。 (3)については、群馬県中之条町六合地区で産業遺産のデジタルアーカイブ化を実践した上で学会発表を行い(鈴木富之・森田裕一・枝 拓未・岡田哲明・西野俊夫・乘田翔夢・八並光相・山口通喜・西山和希・岡 晴菜2023.群馬県中之条町六合地区における三次元レーザースキャナを用いた産業遺産のデジタルアーカイブ化.沖縄地理学会会報79:4.)、学術雑誌にまとめた(森田裕一・鈴木富之・枝 拓未・岡田哲明・西野俊夫・乘田翔夢2024.群馬県中之条町六合地区における三次元レーザースキャナを用いた産業遺産のデジタルアーカイブ化.地域デザイン科学14:57-71.)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
首都圏外縁部における観光地域の変容や首都圏外縁部における若者の余暇活動の特徴、人口減少社会下の首都圏外縁部における産業遺産のデジタルアーカイブ化に関する研究論文を計4編公表し、学会発表も1回実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、首都圏外縁部の観光地域について新たな調査対象地域で観光関連組織や観光業者を対象としたアンケート調査や聞き取り調査を開始したい。すでにデータを取得した地域の成果についても、書籍や学術雑誌などにまとめたい。
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Causes of Carryover |
2023年度に出版を検討していたが、出版社との検討の結果、2024年度に延期することになった。また、現地調査についてもう1地域予定していたが、論文執筆などに時間を割いたため、2024年度に実施することになった。残額については、出版経費および現地調査の旅費に充てたい。
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Research Products
(6 results)