2022 Fiscal Year Research-status Report
高齢者見守りのためのセンサ一体型衣服の開発と呼吸・身体運動情報に基づく異常時推定
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21K18104
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
安在 絵美 奈良女子大学, 工学系, 専任講師 (70814987)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | センシングウェア / 伸縮センサ / 静電容量型 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,センサ一体型衣服の開発と多様かつ連続的な呼吸波形と身体運動から異常傾向を推定する指標を明らかにすることを目的としている. 昨年度,センサと回路をつなぐ導電糸あるいは接続部でノイズが発生していた課題やセンサ部の劣化(クラックが起こるなど)の問題があったことを受け,センサを変更し,改良を行った.共同研究機関で開発された静電容量型の伸縮センサを用いてセンシング部や固定部の長さ等を検討し,センシングベルトのプロトタイプを開発した.また,無線化により日常生活中の計測が可能なようにした. 2022年度はこれらのプロトタイプ開発に加えて被験者実験を実施した.まず,予備実験にて長さ変化による静電容量変化を検討した結果,5mmの変化を追跡可能であることが確認できた.そして,健常な被験者の腹部にセンシングベルトを装着し,静止時の数分間の計測を実施したところ,呼吸周期計測ができた.さらにベルトを着用した状態で昼食を摂取した後,満腹になった直後の同様の計測を実施した結果,ウエスト周囲径変化が大きい被験者ほど,静電容量の平均の変化が大きく,食事前後の差分までも捉えられることが確認できた.成果発表では,これまで製作した呼吸センシングウェアと身体運動サポータのモデル化やIoT型データ統合プラットフォームについて学術雑誌で発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続き,センサの精度やワイヤレス化の課題について解決に至るまで時間がかかっていたがセンサを変更したことによりクリアできた.このため,被験者実験が少し遅くなったが成果は順調であり,2023年度の実験で遅れを取り戻せると考えている.
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Strategy for Future Research Activity |
被験者実験を進め,日常生活中のデータ収集を行う.2022~2023年度の成果について論文発表を行う
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Causes of Carryover |
センサ部の開発で遅れが出ていたため,被験者実験が予定よりも進んでおらず2023年度に実施する.
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Research Products
(6 results)