Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
本研究では、回路の大幅な面積の低減や、大幅な消費電力の削減が期待されるスピントランジスタについて、提案から15年以上ありながら実用に全く近づいていない現況を打破すべく、応募者らが開拓してきた半導体作成技術ならびに微細加工技術を用いて、10nm程度の短チャンネルのスピントランジスタの実現を提案している。
短チャネル化がバリスティック伝導によるスピントランジスタ実現のための挑戦的な技術であることが明解。スピントランジスタ実現時の開拓性も大きい。高い結晶成長技術をもったグループによる、ある程度の具体性とある程度の挑戦性がバランスされた正攻法の提案である。