2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results

アスタチン化学のフロンティア解明と医学とのシナジー

Research Project

Project/Area Number	21K18208
Research Category	Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
Allocation Type	Multi-year Fund
Review Section	Medium-sized Section 34:Inorganic/coordination chemistry, analytical chemistry, and related fields
Research Institution	Fukushima University
Principal Investigator	高貝慶隆福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70399773)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	鷲山幸信福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (80313675) 高橋和弘福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20370257)
Project Period (FY)	2021-07-09 – 2025-03-31
Summary of the Research Project	金（Au）ナノ粒子とアスタチン（At）の相互作用（親和性）を解明し，そこから生み出される化学機能を利用した新しいα線ガン治療薬の効率的合成システムの開拓を目的とする。Atの取り扱いを容易にする「Auナノ粒子を包含させたAtキャリア樹脂」により、Atの医療利用を始めとする新規な用途を開拓する。
Scientific Significance and Expected Research Achievements	At-211は医療用に適した数少ないα線放出核種であるが、生成直後は高放射能でかつ短寿命であるため実験上取扱いが難しかった。本研究のAuナノ粒子との相互作用を利用した提案は、At化学の進展とα線がん治療研究が同期して双方の飛躍的発展に寄与するとともに、その他の短寿命核種の化学にも大きな波及効果を与えることが期待される。