Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
複数の半導体光触媒のヘテロ接合を利用して海水からの水素製造を目指した研究である。具体的には、塩化物イオンを含む水溶液において、選択的O2発生助触媒を基盤とした全固体型二段階励起光触媒を合成することにより水の完全分解を実現しようとする、これまでその困難さ故に未着手であった挑戦的な課題である。
複数の半導体光触媒のヘテロ接合を利用して海水からの水素製造を目指している。RuZnO、RuNiOいくつかの複酸化物とAuやAgとの複合化が計画されていている点、純水ではなくて海水を水素源として利用する点に挑戦性があると判断される。海水をターゲットにした光触媒系は、誰もが考えうる研究である中で困難とされてきたが、本研究の進展により、実用的な触媒系の開発が期待される。