2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
Project/Area Number |
21K18248
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 47:Pharmaceutical sciences and related fields
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
辻川 和丈 大阪大学, 大学院薬学研究科, 教授 (10207376)
|
Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
|
Summary of the Research Project |
癌細胞が免疫細胞による認識、攻撃を回避する仕組みについて、特にRNA修飾について注目して研究する、独創的で挑戦的な研究である。がん細胞が放出するEV中RNA修飾体を介することで、免疫系に対して正常細胞とは異なる特異的な作用を及ぼし、がん細胞にとって有利な環境を作り出すという仮説の実証をめざすものである。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
がん細胞の獲得免疫への働きかけは広く研究されているが、がん細胞の自然免疫への働きかけを確立し、新たなコンセプトを打ち立てようという点で斬新である。応募者がこれまで蓄積してきた細胞外小胞体成分の解析技術を基盤としており、卓越した研究結果が期待できる。本仮説が裏付けられれば新たながん治療への展開が期待され、インパクトは大きい。
|