2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
革新的がん免疫治療のためのHLA非依存的T細胞受容体T細胞療法の開発
Project/Area Number |
21K18261
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 50:Oncology and related fields
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
岸 裕幸 富山大学, 学術研究部医学系, 特別研究教授 (60186210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本園 千尋 熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 講師 (10642910)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Summary of the Research Project |
応募者は、腫瘍浸潤リンパ球の中にHLAクラスI分子非依存的に腫瘍細胞を認識するTCRが多数存在することを見出している。本研究は、乳がん患者の腫瘍浸潤T細胞から単離したTCRのうち、同一患者のMHCクラスIとは関係なく乳がん細胞株に応答するTCRについて、抗原提示分子、抗原およびその腫瘍反応性を明らかにしようとするものである。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
HLA非依存的なTCR-T細胞療法は未開拓の領域であり、HLAクラスI非拘束性TCRの同定と、それが認識する抗原提示分子の同定に成功すれば、不特定多数のがん患者に対するTCR-T細胞療法の開発につながる可能性が高い。TCR-T細胞療法を革新する可能性を秘めた挑戦的な研究である。
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