Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
T細胞が基本的な神経活動制御に関与する可能性があるが、これが抗原特異的応答の結果か神経細胞の損傷かは不明である。本研究は、特定のT細胞の分画もしくはTCR の機能を遺伝子改変したマウスの行動解析やT細胞移入実験により、T細胞による神経制御での抗原提示の必要性、移入したT細胞の局在する部位における各細胞の表現系や機能を明らかにしようとする研究である。
本研究は、研究方法が具体的であり、応募者のこれまでの研究成果の上に一段ずつ積み重ねた研究であり、実行性が高い。それでいて、研究仮説が正しければ、今後の新たな疾患概念に発展する可能性もあり、極めて魅力的で独創的な新分野開拓に資する研究である。