2022 Fiscal Year Research-status Report
A study of lions in Ancient Near East
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21K18385
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Research Institution | Osaka Gakuin University |
Principal Investigator |
渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 教授 (40290233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 一美 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 准教授 (20303919)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Keywords | ライオン / 古代西アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、古代西アジアに棲息したライオンについて、当時どのような種類のライオンがいたのかを明らかにし、現実的・象徴的なライオンと人の関係、ならびに資源としてのライオンの利用について解明することを目的とする。 本年度は、生息したライオンについて決定的な情報を提供し得る動物考古学アプローチの国際的ネットワーク構築に尽力した。6月にスウェーデンで開催された動物考古学の学会において、イランの遺跡から2種類のライオンの骨が発見された報告があり、発表者であるマシュクール氏(パリ自然史博物館)の来日に合わせて、7月21日に第1回ミーティングを行った(出席:本郷・マシュクール・渡辺)。議題として①イランの動物考古学調査における最新の発見、②アッシリア浮彫に描かれたライオン2種、について意見交換し、その席上、翌年パリでライオンに関する学際的な学会が開催予定である情報を提供された。 その後、同会議主催者であるパリ・カトリック大学のVassal教授とSpruyt博士に連絡を取り、翌年の会議出席・研究発表について打診したところ、発表申請が受理された。 アッシリア王碑文の研究を通して、中アッシリア時代以降、王の狩猟でライオンや子ライオンを生け捕りにし、大規模な飼育・繁殖を行っていたことが明らかになった。この研究成果を「アッシリアにおけるライオンの狩猟・捕獲・飼育について」として、第65回シュメール研究会(2022年6月4日 筑波大学・オンライン併用)で報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染拡大のため、予定した海外調査を行なうことが困難であったため
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Strategy for Future Research Activity |
翌年、参加予定であるパリの会議を通して、動物考古学・図像学・動物学・獣医学などの分野にわたる学際的な国際共同研究のネットワーク構築を目指す。今後の感染状況、入国条件、水際対策等を注視し、安全な環境で現地調査・共同研究が可能であると判断できれば、海外調査を行なう予定である。
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Causes of Carryover |
世界的な新型コロナ感染拡大のため、予定していたトルコ等における調査が困難となった。今後の感染状況、入国条件、水際対策等を注視し、安全な環境で現地調査・共同研究が可能であると判断できれば、海外調査を行なう予定である。
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Research Products
(5 results)