2024 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive research on agroforestry (dusung) in Maluku Province, Indonesia
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21K18402
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| Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山本 宗立 鹿児島大学, 総合科学域共同学系, 准教授 (20528989)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 大輔 鹿児島大学, 理工学域理学系, 教授 (20723240)
駒木 伸比古 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (60601044)
近藤 友大 京都大学, 農学研究科, 准教授 (50758422)
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| Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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| Keywords | dusung / マルク州 / アンボン島 / 有用樹木 / 空間的配置 / 選択要因 / GIS / 里山・里海 |
| Outline of Annual Research Achievements |
インドネシア東部に位置するマルク州では、古くからdusungと呼ばれるアグロフォレストリーで有用樹木や主作物が生産されてきた。多様な有用樹木・作物が空間的に配置・組み合わされ、かつ経済的・自給的利用が長期間安定的に併存してきたdusungは、世界的にみても稀有な形態のアグロフォレストリーである。しかし、dusungの維持機構や社会的・環境的役割などに関する包括的な研究がなかった。そこで、dusungにおける有用樹木・作物の選択要因、それらの空間的配置などに関する現地調査を行うことにした。 現地調査の事前準備として、まずインドネシア国立研究革新庁に調査研究の許可を申請し、調査許可を取得した。次に、インドネシア・マルク州および東南アジアを含む国内外のアグロフォレストリーに関する文献調査を行った。さらに、マルク州の州都のあるアンボン島の地理情報に関するデータを入手し、標高や植生、集落など地勢の可視化を行うとともに、GISを用いて集水域の推計などの基礎的な解析を行った。 そして、現地協力者とアンボン島の複数村落においてdusungの予備的な調査を行い、調査対象村落を選定した。また、その村落でdusungを保有するいくつかの世帯の区画において樹木構成に関する予備的な調査を行い、調査対象世帯を一つ選定した。 その後、調査対象世帯が保有するdusungの4区画において(うち最終年度は3区画)、すべての有用樹木・ヤシ類の樹種、樹高、胸高直径、樹齢、植栽/自生、利用方法に関する記録を行った。また、レーザー距離測定器やドローンを活用し、測量を行い、GIS上で有用樹木・ヤシ類の分布の地図化ならびに区画内の比高分布の描画を行った。 研究成果については、研究期間内に国際誌の査読付き論文を1件公表し、国際会議で4件および国内学会で10件発表した。
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